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21 作業部会は,米国提出の研究成果“繁殖抑制―船舶バラスト水による非土着種の侵入制御”を歓迎し,MEPC40/INF.18として配布した。

当該研究は,米国国家調査協議会が,米国コーストガードの要請により,船舶のバラスト水による非土着有害水生種侵入制御のための最も有望な科学技術及び管理方策を見極めるため実施したものである。

当該研究における結論として,今日現在,好ましくない種の侵入を防止するシステム又は実施方法がないと結んでいる。

このような侵入を最少化する最良の代替方策は,外洋におけるバラスト水交換である。

船上バラスト水の有効な処理についての最も有望な科学技術は,継続的逆洗浄を装備したフイルタリング等,物理学的に分離する技術であると考えられる。

また,当該研究は,世界的に適用する,バラスト水運用制御規則を策定すべきことも,結論として述べている。

個々の国々が一方的に規則制定をすることは,結果として船舶による世界貿易を否定することになる。

 

22 議長は,作業部会を代表して,米国に対し,作業部会にとって有用なこのような包括的研究を実施したことに対し感謝の意を表明した。

 

ICES/IOC/IMO研究グループ

 

23 作業部会は,1997年,フランスのLa Trembladeにおいて開催された, 第1回ICES/IOC/IMOバラスト水及び洸殿物研究グループ会合の結果の報告を受けた(MEPC40/INF.25)。

当該グループの結論として,第1回会合は,さまざまな地域において実施されようとしている新たな調査についてはもちろん,調査計画,サンプリング技術及び各調査グループが直面しているチャレンジについての情報交換のために,ユニークな機会を与えてくれたと結んでいる。

研究グループは,とりわけて,生物身元確認手段はもちろん,規格化されたサンプリング手法策定並びにサンプリング基準化(calibration of sampling)及び分析方法の調和の必要性を強調した。

本件に関し,豪州の海洋害虫侵入調査センター(CRIMP)が,国際的に比較できるデータベースの世界的調査を実施していることが銘記された。

 

24 作業部会は,次回ICES/IOC/IMO研究グループ会合が,1998年3月の,おそらく第41回MEPCの前週に開催されることを銘記した。

 

 

 

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