4、 議題
(1) 議題の採択及び議事進行
(2) 他のIMO機関の決定
(3) 航路、船舶通報及び関連事項
(4) INFコードの補足方法の開発
(5) SOLAS5章の改正
(6) 船橋機器及びレイアウト基準
(7) 航行安全設備
(8) ITU関連
(9) MERSARマニュアル
(10) WIGの操船及びCOLREGの見直し
(11) 1998年の議長及び副議長の選出
(12) NAV44の作業計画
(13) その他
5、 審議内容
(1) 議題採択及び議事進行
議題については、寄与文書がなかったため、議題9(MERSARマニュアル)及び議題10(WIGの操船及びCOLREGの見直し)を削除するとする事務局案どおり採択された後、各議題は議長の下、プレナリーにおいて日程表に基づいて順次検討された。また、主要議題については、プレナリーの下に設けられたドラフティング・グループ及びワーキング・グループにおいて並行して詳細が検討され、その結果をプレナリーにおいて報告・検討することによって進められた。
(2) 他のIMO機関の決定
MSC、MEPC等各小委員会からのNAV関連事項の紹介があり、それぞれ関連する議題の下で検討する旨要請された。
(3) 航路、船舶通報及び関連事項
? マラッカ・シンガポール海峡の通航分離帯の延長に関して、マレーシアが趣旨説明を行い、各国からの質問に次の通り回答した。
・1998年から当該海域においてDGPSの運用を開始する。
・1998年に水路際測量が完了するが、それによる法線の変更はないだろう。
・水路際測量の結果を次回MSCに発表する。
・TSSの設定は、MSCにおける採択の6ケ月あとに施行したい。
・ 航路標識の整備についてはTSS施行までに完了する。
最終的に、今回のマ・シ海峡沿岸3カ国による提案は、前回NAVで日本が行ったコメントに沿って修正されていることから、日本は本提案をサポートする旨の発言を行い承認された。
? マラッカ・シンガポール海峡における船位通報制度については、通報位置の