5)安全航行できる限界流速
西水道および中水道を安全に航行できると思われる限界流速の回答を表I-5-6、表I-5-7に示す。
中水道の順流時および西水道の逆流時ともに限界流速は6ノットとするものが多く、累積率でも6ノットで50%を越える。中水道の逆流時および西水道の順流時についても5ノットまたは6ノットとするものが多く、逆の流向の場合と累積率の傾向に大きな差異は見られない。
これらのことより、安全に航行できる限界流速は回答者による差異が大きいものの、順流であるか逆流であるかの流向による差異はあまり顕著でなく、平均的な値は5〜6ノットと操船者は考えているようである。