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? 5?地点での状況

本システムは計画伝達範囲を5kmとしているため、沼津市では5kmの地点で音圧計測とは別に視聴覚での観察を試み次の結果を得た。

a.上空で炸裂時の発光は一瞬の点光源で、小さいがはっきり見えた

b.発音は低く重い音で、音の聞こえている時間は近くで聞くよりも長く感じた。また、発音の大きさは注意して聞かなくても気が付くレベルであった

c.発光、発音ともに各信号弾に差異は感じられなかった

これらのことから、5km地点でも一応の認識は可能であることが分かった。

 

2. アンケート調査結果

アンケート調査は第2章・1・(3)で述べたように参加者の中から分野別に任意に約70人を抽出し、調査表に記入して貰う方法で行うことにしていたが、結果的に宮古市は当日快晴で参加者も多かったので予定より多くの人を抽出して行い、沼津市では雨天のため参加者が少なく全員(但し、同じ部署から多数参加した場合は代表者)に配布して行った。

調査票の配布数と回収数は次のとおりである。

宮古市 配布数:79 回収数:68 回収率:86%

沼津市 〃 :54 〃 :24 〃 :44%

また、調査内容は次の5項目で両市とも同じ調査票である。(調査票は資料-2参照)

? 見学場所:信号音を聞いた場所

? 信号音の大きさ:各見学地で聞いた音の感じを調査

? 六連続音を2回繰り返す信号音についての評価

? 海上にいる人達に対する防災上の有効性

? 自由意見、要望、感想等

以下に、調査結果を各質問別に述べる。

 

 

 

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