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1.3 錨泊船の実態

平成5年3月8日(月)06〜08時に東京湾海難防止協会が実施した実態調査結果を図1.3-1に、また表1.3-1〜2には平成元年10月に運輸省第二港湾建設局が実施した実態調査資料より船型・船種・時間帯別の東京湾内における錨泊船延べ隻数を示す。

それらによると、東京港から横浜港・横須賀港にかけて、千葉港市川航路付近、京葉シーバース〜木更津人工島にかけて錨泊船が多く、特に横浜港・川崎港は港内から港外にまで錨泊船が密集している。

船型・船種別に見ると、全錨泊船の約7割が500GT未満の小型船であり、また全錨泊船の約5割が危険物積載船である。

横浜・川崎沖においては、恒常的な錨地の不足から混雑は一層厳しい状況下にあり、台風時の避難泊地の確保等も懸念されるところであるが、この混雑と危険を緩和するため、関係機関・団体において鋭意検討が為され方策が採られているところである。

平成5年10月1日より京浜港(横浜区・川崎区)における危険物積載船及び一般船舶の錨地区分が改正されている。

 

 

 

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