3. 調査の項目
図3-1調査・研究フロー図に従って、東京湾・中ノ瀬西側海域に係る以下の項目について調査・検討が為された。
(1)船舶交通環境の実態、現状把握
1)自然環境
2)船舶通航実態
3)漁業操業の実態
4)航法指導、情報提供、航路管制等
5)海難の実態
(2)大型タンカーの操縦性能等
上記(1)、(2)をもとに以下の項目について調査・検討した。
(3)航行方式の検討
1)大型タンカーの灯浮標との離隔距離等の検討
2)大型タンカーの航行基準進路(経路)の設定と航行の安全確保
3)過去に為された東京湾における船舶航行の安全に関する調査研究
4)中ノ瀬西側水域の航行方式の改善
(4)航行環境および航海援助システムの検討
1)中ノ瀬西側海域の航路標識・灯浮標の改善案の検討
2)航行船の横変位検出精度について
3)航海支援システム
4)航行支援体制
5)船内体制の強化
6)水域環境(水域施設)の整備
(5)その他施策の検討
1)シングルハルタンカーにおいての航行安全に係る事項
2)シングルハルタンカーに対する発災時の初期対応
3)シングルハルタンカーにおける水先人について
(6)当面および今後の課題
(7)現地調査
中ノ瀬西側海域の現状を把握し当調査・研究に資するため、検討会メンバーによる現地調査を実施した。