(5) 舶用機器内需の予測
以上のステップの結果、舶用機器内需は次ページのように予測される。全体的に舶用機器内需は1998年以降、実績に対してやや減少することが予想される。
また、カバー率を考慮しない場合の用途別舶用機器内需予測は外航船向け、近海船向け、内航船向け、漁船向け別に予測した(後掲表参照)。それによると、外航船向け舶用機器内需は2000年まで堅調に推移することが予想される。半面、近海船向け需要は減少傾向になり、内航船向け需要は激減することとなる。さらに、漁船向け需要も低迷を続けることになる。
このように、全体としては比較的安定した需要が期待できるものの、外航船向け以外の需要は減少を免れず、中小舶用機器メーカーにとっては対象市場は大きく減少し、厳しい事業運営を迫られることとなろう。