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内航船のスクラップ率の推計は(社)日本海運集会所抹消船データに基づいて行った。現在までの内航船残存率は船舶の物理的耐久性に比べ相当短い状況にあった。しかしながら、船主の業績悪化、規制緩和の行方の不透明さ等により船主の投資意欲は著しく低下している。特に短期的には模様眺めに徹し、代船を控える船主が多くなっている。このような点を背景に今後、船舶の代船周期は延長するものと考えられる。ここでは、代船周期のシフトが一定水準にとどまる中間ケース(代船周期が1年間右側にシフトすると共に、3年間に1年の割合でトータル5年間まで代船周期が延長する)で予測を行った。

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