日本財団 図書館


?近海船

近海船新造船建造量予測は次の順序で行った。

1) 近海船輸送量予測

2) 近海船(1万G/T未満)船腹量の予測

3) 近海船のスクラップ率の推計

4) 近海船(1万G/T未満)新造船建造量の予測

5) 近海船(5千G/T未満)新造船建造量の予測

017-1.gif

近海船の船腹量については、船種別に輸送量と船腹量との相関分析を行い、輸送量予測をもとに近海船の船腹量を予測した。近海船の輸送量と船腹量の相関を見ると、近海船の輸送量はここ数年大きく伸びているものの、船舶の大型化により1万G/T未満のシェアが低下している。今後もこの傾向が続くと考えられることから、将来の1万G/T未満の船腹量は減少するものと予測される。

また、1997年のタイ・バーツ危機に端を発する東南アジア経済の混乱により近海船の需要は、長期的には大きな影響を受けないと考えられるものの、短期的にさらに減少する恐れもあり、留意が必要である。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION