3.研究開発品の構造と要目
3.1 高速ポンプと高速電動機
従来品と開発品の構造断面の比較を[図-1]に示す。
従来品は横型多段渦巻ポンプでケーシングは水平上下割で、軸受けが両端に装備されている。インペラーは軸推力をバランスさせるため偶数個使用して背面合わせするものが多い。開発品のポンプは電動機フレームにオーバーハングされている。インペラーは電動機軸に直結されたポンプ軸端にとりつけられている。そのため発生するスラスト荷重は全て電動機側の軸受けにより支持されるためポンプの軸受け、軸封は大幅に省力化された。
開発品の外形図、構造図を[図-2]に、電動機の外形図、構造図を[図-3]に示す。