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将来考えられる設計上の解決策

 

新建造材料

船体構造の重量節減によって特に高速船の性能を向上できる。代表的な事例としては高速旅客フェリーがあり、載貨重量・排水量比率がかなり低く、アルミ板や押出し材のような軽量構造材を最初に利用した船舶である。

超高張力鋼もアルミと同じく重量節減ができ、効率的生産方法の適用が容易である。鋼サンドイッチ構造は甲板、居住設備の隔壁またその他の二次構造に使用できる。在来構造と比較して重量は50%まで節減できる。構造上の連続性及び接合部の点での強度が今なお改善の余地があるので構造全体に適用するのは困難である。

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冗長機械

機械装置の冗長性は客船では、ユーザーの要求事項となっている。多くの構成部品及び装置はすでに倍加しており、新しい方法で装置をどのように配置し、または設計するかの問題だけである。

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