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別添-?

 

2. Marsの設計及び建造は、ISO9000の趣旨に従うべきである。

3. Marsは、重要なプロセス・バリアブル、船体/マリーンシステム情報及びオペレーション情報センター(Operations lnformation Center)から監視される停止システム(Shutdown System)を持つべきである。万一、これらのシステムが分離される場合には、これらのシステムが繋がるオペレーター情報処理機能(interface)は一つのシステム(オペレーション情報システム)に統合すべきである。これは、オペレーション情報センターの要員が事故の最中に2つ以上のシステムとインターフェイスで接続しなければならないようにすべきではないことを目的としている。

4. 作業許可システム(Permit To Work System)はまた、使用者に非常に易しく電算化され、オペレーション情報システムに統合されるべきである。

5. ただ1つの緊急時停止(ESD)システムが利用されるべきである(すなわち、分離P/L、プラットフォーム、SCSSSV、ESD'sは利用されるべきでない。)。この要件は、停止システムのオペレーター情報処理機能接続装置を経由して自動的又は手動で始動できるかもしれない多種多様なレベルの処理装置停止又はビルディング停止を排除するものではない(すなわち、マスター・パネル、システム・ターミナル他)。

6. 掘削リグのガス・火災探知器は、オペレーター情報処理機能のレベルで、オペレーション情報システムに統合されるべきである。プラットフォーム火災探知、ガス検知及び作業許可情報を、ドリラーズ・コンソールで認識できるようにすべきである。プラットフォーム通信・警報ステーションが掘削リグのために設けられるべきである。

 

事故軽減策-受動型

1. 火災による構造部材の損失の影響は軽減されるべきである。緊急状態の分析は、火災の最中は平穏な気象状態であると仮定すべきである。起こりそうな火災事故の間、能動的な火災防護を行うことなく、30分間はその原状を維持するために経済的に設計することができず、そのためTLP又は坑井の損失の恐れのある如何なる構造部材も、防火性能を備えるべきである。

2. 開放かつ高通気性の設計を得るための全ての作業を利用すべきである。例えば、処理設備は、坑井区画からの間隔をできる限り遠く開けるべきであり、風避け壁は利用すべきではない。前文は、火災監視作業員、緊急時設備、集合場所、全閉囲型推進器付生存艇(TEMPSC:Totally Enclosed Motor Propelled Survival Craft)及び事故軽減に致命的に影響するその他のオペレーション又は設備を防護するための小型の火災シールドの使用を排除するものではない。

3. 代替緊急時指揮センター(Alternate Emergency Command Center)に隣接する処理装置モジュール・ドリップバン区域は、最優先のドリップバン・システムを代表すべきである。ドリップバンは、実行可能な場合には、施設の外側に排出できるようにすべきである。

 

 

 

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