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2. OTC'97

 

開催場所:テキサス州ヒューストン アストロホール及びエクスポセンター

開催期間:平成9年5月5日(月)から5月8日(木)

 

OTC(Offshore Technology Conference)は、海底石油資源の探査技術、掘削技術、生産技術、安全・環境保護管理等に関する論文発表と関連機器の展示を目的として、毎年5月上旬に米国テキサス州ヒューストン市のアストロホールとエキスポセンターを主会場にして開催されている。

OTC'97は、平成9年5月5日(月)から5月8日(木)までの4日間開催され、登録入場者数は43,394人であり、最近の石油開発業界の活況を反映して昨年の36,424人に比べ約20%の増加であった。

展示会には、約24,300平方メートル(昨年は24,000平方メートル)のスペースに、1,521(昨年は1,430)の企業、政府機関及び関連団体が参加した。展示スペースの広さと展示物の多さで、全てのブースを一通り観て廻るのに1日半を要した。展示規模を国別にみると、アメリカが80%弱、ついでイギリス、ノルウェー、カナダ、オランダ、その他ヨーロッパ諸国が続き、ブラジル、メキシコ、ベネズエラ、中国等も出展していた。日本からは、鉄鋼メーカー1社とチェーン・メーカー1社のみの出展であった。

展示の内容は、石油開発に必要な大道具から小道具、部品に至るまでずらりと並んでいたが、特に、掘削船、掘削・生産リグ、パイプハンドリング・システム等大型構造物の模型・パネル展示や、トップドライブ、ドリルパイプ、ケーシングパイプ、ROV、救命艇等の大型実物展示が目立っていた。また、API(米国石油協会)による海底石油掘削、生産等の技術、オペレーション、管理等に関わるAPI基準等の出版物の紹介・販

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