? 吐出弁(デリベリバルブ)
デリベリバルブはプランジャバレルの上部にデリベリバルブホルダで取り付けられており,プランジャからの吐出が終わったとき,高圧管からの逆流を防止すると共に,高圧管内の残圧を保持する働きをしている。しかしこの残圧が高すぎると,噴射終わりの後も燃料弁から燃料が噴射されるので有る程度燃料を吸い戻す必要がある。この作用は2・138図(2)の状態から(3)のようにシートが密着するまで行われ残圧は適正に保たれる。この間にデリベリバルブの動く寸法(a)を吸い戻しストロークと呼んでいる。