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問2-2-55

次の文章は噴射時期の調整及び点検について述べたものである。正しいものには( )内に○,間違えているものには×を入れなさい。

( ) 1. 小形機関で燃料ポンプ本体の取付位置をシムにて上下させる方法。取付シムの厚さを少なくすれば噴射時期は遅くなり,シムを増せば早くなる。

( ) 2. プランジャを燃料ポンプ下部の調整ネジで上下させる方法。調整ネジでプランジャを上げてると噴射時期は遅くなり,下げると早くなる。

( ) 3. 噴射ポンプ本体の取付角度を変える方法。カム軸の回転方向へ噴射ポンプを廻すと噴射時期は遅くなり,反対に廻すと早くなる。

( ) 4. デリベリイバルブを取り外した状態で点検する方法。燃料ハンドルを高速位置に置き単独形の場合は点検するシリンダを圧縮下死点とする。

( ) 5. デリベリイバルブを取付けた状態で点検する方法。噴射時期測定要具をデリベリホルダに取り付けて測定すると燃料の出始めが比較的正確に判る。

 

問2-2-56

燃料噴射関係について,正しいものには○,誤っているものには×を( )内に記入しなさい。

( ) 1 .燃料噴射弁には,ピントル形,スロットル形,ホール形の3種類があり直接噴射式エンジンにはピントル形,またはスロットル形が多く用いられる。

( ) 2. ピントル形,及びスロットル形の燃料噴射弁の開弁圧は一般的に,200〜350kgf/cm2程度である。

( ) 3. 直接噴射式エンジンの燃料フィルタとしては,より細かなノッチワイヤ式やペーパエレメント式が用いられる。

( ) 4. 油水分離器は,燃料と水の比重差を利用したもので,下部に沈殿した水やゴミなどの不純物は時々コックを開き排出する。

( ) 5. 燃料噴射ポンプには必ず調速機(ガバナ)が装備され噴射量のコントロールが行われる。機械式ガバナは,重錘が回転するときの遠心力と,油圧の釣り合いによって調整している。

 

 

 

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