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問2-1-23

次の文章はディーゼル機関の馬力について述べたものである。正しいものには( )内に〇,間違えているものには×を入れなさい。

( ) 1. 1馬力とは75kgの重さを1秒間に1m移動させる動力である。馬力だけでは,どの程度のプロペラや発電機などを回すことが可能なのか判らぬため,一般にトルクに換算して比較する。

( ) 2. トルクが大きければ,同じ馬力でもより大きなプロペラをより早い回転で回すことができるため船のスピードは早くなる。

( ) 3. 中速機関では,低速機関に比較して機関出力は大きくてもトルクが小さいため大径のプロペラを回せない。そのため増速機を用いてプロペラ回転数を大きくして,大きなトルクを得るようにしている。

( ) 4. シリンダ内で実際に発生する仕事を動力の単位(馬力)で表したものを図示馬力という。この動力がそのままプロペラや発電機を動かす力となる。

( ) 5. 定格出力とは,機関銘板に打刻されている馬力および回転数であり,一般に何馬力の機関などと呼ばれ,舶用ディーゼル機関においては,これを連続最大出力および回転数という。

 

問2-1-24

次の文は,ディーゼル機関の性能について述べている。正しいものに〇,誤っているものに×を( )内につけなさい。

( ) 1. 一般に用いられる動力単位は馬力(出力)であるが,どの程度のプロペラや発電機を回すことが可能か判断するにはトルクで比較し,このトルクが大きければ,同じ馬力でもより高い回転数を出すことができる。

( ) 2. エンジンで使用できる軸馬力は,図示馬力から機械損失馬力を引いた分である。

( ) 3. 性能を比較する重要な要素である「正味平均有効圧力」で表わすと,最近のディーゼル機関は,無過給機関で6〜7kgf/cm3,過給機関で25〜30kgf/cm3のものが多い。

( ) 4. 気体の圧力,温度,面積がともに変化するとき,圧力と面積の積は絶対温度に比例することを,ボイルシャールの法則という。

( ) 5. 熱効率は,仕事に変換した熱量と機関に供給した総熱量の比で表わされ,ディーゼル機関が最も高い効率である。

 

 

 

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