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船であっても,常に主機関の出力を100%プロペラに吸収させることができるため,スラストおよび独航船速共FPPに比べ優位である(3・58図参照)。

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(5) 主機関で発電機を駆動することができる

CPP装備船では,主機関回転数を一定に保ち,プロペラピッチで操船することができるため,発電機を駆動することができる。燃費の節約,補機関整備費の節約が可能である。特殊な一例を3・59図に示す。

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(6) フェザーリング式プロペラ

多軸船,帆走船,両頭船等で使っていないプロペラをフェザーリング状態にすることにより,プロペラの遊転抵抗を減少させることができるため,燃費の節約ができる(3・60図参照)。

(7) 微速運転が可能

主機関は最低回転数に限界があるため,FPPではプロペラを回転したままでOkt船速を得ることはできない。CPPでは翼角の操作でOktまで操作できる(3・61図参照)。

 

 

 

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