日本財団 図書館


調整板にて調整する。なお,シリンダヘッドを取りはずした場合は必らずガスケットパッキンは新品に交換する。

(ト) 弁座の脱落,浮き出し,シートの当り幅,当り状況,摩耗量などを点検する。

弁座の弛み,脱落,浮き出しのある場合はその弁座を取外し新品の弁座と交換する。

弁座シートの当り幅が狭過ぎたり広過ぎる場合又は当り具合が悪い場合は弁シートグラインダ又は弁シートカッタなどを用いて標準当り幅に修正する。偏摩耗,吹抜けなどのある場合も同様に弁シートカッタ等を用いて切削したのち摺合せする。なお,詳細は2・3項の動弁装置を参照のこと。

 

2.2 エンジン運動部

エンジンの運動部は2・17図に示すようにクランク軸,主軸受,スラスト軸受,ピストン,連接棒ならびにバランサ,ハズミ車,ダンパ等から成っている。

048-1.jpg

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION