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交換すべきか否かの判断を必要とし,大事を取り過ぎては修理費が増加し,軽く考えては大事を招く恐れがあり難しい判断が必要となる。この辺が舶用ディーゼルエンジンの整備にたずさわる者にとって長い経験と勘を必要とする重要なノウハウとなっている。なお整備に当っては各機種ごとの整備基準表に従い実施する。

 

1.3 非破壊検査法

 

非破壊検査法で多く使用されているものには次のような方法がある。

1) カラーチェック(浸透探傷試験)

これは,赤色の浸透液を割れ目(きず)に浸透させて,見やすい状態にして見つける方法である。この方法は非常に手軽な方法で,洗浄液(トリクレン),浸透液,現像液

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