低速ストッパボルトをネジ込み600〜650 rpmにセットし,負荷投入時に機関ストップしないことを確認する。エンストを起こす場合は, さらに回転を上げる。
? RQUV形ガバナ
低速ストッパボルトをネジ込み,アイドリング回転を600 rpmとする。負荷投入時にエンストしないことを確認する。エンストを起こす場合はさらにネジ込み回転速度を上げる。700 rpm以上でもハンチングしたり,エンストを起こす場合は低速バネその他の故障である。
? PSG形ガバナ
アイドリングスピードアジャスティングスクリュで回転速度を600 rpmにする。
ハンチングが起こる場合は,ニードル弁を2〜3回開らき空気が完全に抜けるまで約30秒間程度,ハンチングをさせてから徐々にニードル弁を閉じてゆき,ハンチングが止まるまで閉める。但しニードル弁は全閉にせず1/4回転以上は開けておくこと。
ハンチングが止まらない時は,アジャスティングスクリューをネジ込み600〜650rpmとし,負荷投入時にエンストを起こさないことを確認する。
? EG形ガバナ
外部ランプスイッチを開き,機関回転速度を下げ,規定のアイドリグ回転数になるように,ローアイドルスピードのポテンションメータで調整する。
この時コントロールラックの最少燃料目盛位置より上の位置で,ローアイドルスピードのポテンションメータによる設定で制御してていることを確認する。
ハンチングする場合は,ゲイン及びスタビリテイのポテンションメータで調整する。ゲインはできるだけ時計方向へ回し,不安定になる寸前で止めたあと,スタビリテイで安定するように調整する。
? DYNA-1形ガバナ
電源スイッチは,オフで機関停止させコントローラのトップカバーを外し,各ポテンションメータのセット位置を確認する。