? 例として5・29図の作動点をこの平面上に◎でプロットしてみると,ほぼ+4%の曲線上に乗っており,整備後の運転として正常であることが判断される。
? また,5・29図に例示の貨物船の新造海上試運転時の場合,バラスト(空船)で運転を行う上にプロペラマージンがつけてあり,機関出力は陸上試運転の回転数に対してかなり軽負荷になるため,各負荷は陸上試運転時よリプロペラマージン分程度の回転数を増して出力が出るように設定する。例えば, 5%のプロペラマージンを相定して回転数を設定した場合を陸上試運転と比較すると,
50%(2/4)負荷:設定317 rpm ← 陸上302 rpm 海上運転出力620 PS
85% 負荷: 〃 378 rpm ← 〃 360 rpm 〃 1,040 PS
100%(4/4)負荷: 〃 399 rpm ← 〃 380 rpm 〃 1,230 PS
となる。