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(2)吸排気弁シートの修理要領

シートグラインダを使用して,シート部を修理する場合は次の要領で行う。

? シートグラインダでシート面の荒れを修理する。(3・4図参照)

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? 弁シートの幅が拡大するのでシート面を角度70°のグラインダで研削じ,つぎに角度15°のグラインダでシート面幅を基準寸法に仕上げる。

修理を要するものは必ず弁と弁案内の嵌合スキマを計測し,使用限度寸法を超えるものは,弁,または弁案内を交換後,弁シート部の修理を行なうこと。(3・5図,3・6図を参照)

? バルブコンパウンドをオイルで練り,弁摺合わせを行う。

? 最終にオイルのみで摺合わせ仕上げる。

? 弁シート修理後,弁およびシリンダヘッドを軽油等で入念に洗浄して,バルブコンパウンドまたは砥石粉が残らないようにする。

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