2.2 競艇イントラネットモデルシステムの構成
現在、競艇では中央情報処理センターでホスト集中型処理による投票情報・売上情報等の帳票出力を行っている。競艇イントラネットモデルシステムは、これらの帳票をWWWサーバで作成・参照するシステムとして構想したものである。
前出図表2-23に示す一般的な2つの構成要素のうち、?@のWWWはサーバを新設し、ブラウザ端末はパソコンを1台設置した。また、?AのRDBは、現在のホストデータから情報提供用データを独立させること、将来必要とされるデータが項目・件数ともに大きくなった場合の自由度を確保することを意図して、ホストデータを取込むデータウェアハウス(以下DWH)の設置を検討した。
DWHとは、たくさんのデータベースの情報を集めて統合し、利用者が必要とする情報が簡単に得られるようにした仕組みである。一般にDWH形式のデータベースは、20GB(ギガバイト※1)〜100GBのデータを管理することができる。
DWHの蓄積情報を正しい参照権限(アクセスルール)によって利用する仕組みを作るために、WWWサーバとDWHサーバとの間にファイアウォールを設置し、セキュリティ確保を行った。さらに、通信量を減らすため代理応答を行うプロキシ・サーバをアプリケーションサーバと兼用で設置することにした。
このプロキン・サーバは、一旦クライアントがWWWサーバに要求したデータを一時記憶し、クライアントが2回目に全く同じ情報を要求した場合にはWWWサーバに通信要求を出さず、一時記憶情報をクライアントに送る仕組みを取る。この代理応答機能をゲートウェイと組合せて、より強力なセキュリティ機能を持たせることも可能となった。
このように検討の結果決定した競艇イントラネットモデルシステムの構成図を、図表2-24に示す。