ホスト集中システム(図表2-21左下)ではメインフレーム(汎用コンピュータ)にアプリケーション(処理プログラム)とデータを集中させ、端末側は帳票出力や画面表示をキャラクターコマンド(文字による命令)で要求し、回線を通じてホストから送信する。
この形態でのデータ集中による処理の限界と端末多機能化要請を解決したクライアント・サーバ・システム(図表2-21右下)では、サーバ(提供側)・クライアント(要求側)双方にアプリケーションとデータを分散させる。これによりクライアント側でも帳票加工や画面作成が内部処理でき、複数部門のデータを分散管理できる形態が実現した。さらにインターフェイスは、ボタンやメニューなどのグラフィカルなものが提供された。
しかし、サーバ・クライアント双方のアプリケーション開発コストや、クライアント側にも分散したデータ管理の困難さがクローズアップされはじめ、これらのネックを解消する新しいシステム形態としてイントラネットシステムが考え出された。
イントラネットシステム(図表2-21上)では、帳票加工や画面作成処理を複数のデータ管理元(メインフレーム、サーバ)で行い、ブラウザを搭載したパソコンに結果を表示させる。この形態では責任部門がデータを管理し、クライアント側まで分散させない。また、クライアント側アプリケーション開発の必要がなく、ブラウザを搭載して参照権限を与えるだけでシステム利用が可能となる。利用者は、市販ソフトの一般的な操作要領でブラウザを使用できる。