は じ め に
日本経済の低迷が長引く中、不況に強いといわれる公営競技にもその影響が表れている。
競艇もその例にもれず平成3年度を境に売上は低迷を見せている。
競艇ではこの売上低迷の原因を日本経済の不振という側面だけでなく、競艇の抱える構造的な問題と捉え、その解決に向け各種の事業を展開してきている。
そのひとつが「情報システム及び情報ネットワークに関する調査研究開発」である。
21世紀は高度情報化社会といわれるが、現在既に「情報」をどのように収集・管理し、活用するかが重要になっているといえる。従って、この情報の収集・管理と活用が可能な体制を早急に構築することが必要となる。
このような視点に立ち、競艇は中央情報処理センターを中心とした情報システム・情報ネットワークづくり等を展開してきた。
平成9年度の当事業展開にあたり、財団法人モーターボート競走近代化研究センター(以降、近代化センター)は「情報システム及び情報ネットワークに関する調査研究・開発委員会」(以降、委員会)を設置し、近代化センターが取組むべき事業範囲及びプロジェクトの検討を依頼した。
近代化センターでは委員会での検討結果を受け、平成9年度に6事業・11プロジェクトの事業計画を策定した。
この1年間にわたる6事業・11プロジェクトの取組み・成果は、委員会による取りまとめを経て、近代化センターに提出された。本委員会報告書は、この取りまとめを受け作成したものである。
最後に、協力を快諾頂いた委員各位ならびに、各プロジェクトの実施に携われた事業者をはじめ関係各位に謝意を申し上げ、結びの言葉に替えさせて頂く。
平成10年3月
財団法人 モーターボート競走近代化研究センター