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(4) NAUTICUS

DNVの船級情報ハイウェー(The Classification Imformation Highway)で、船舶のライフサイクルに関するすべての情報を一元的に提供するシステムである。

?@ NAUTICUSの概要

・ 船級業務支援システムを基本とするが、DNVの顧客に開かれている。

・ 現在DNVには、4,400隻の船のライフサイクルのデータが蓄積されている。

・ NAUTICUSの構成はつぎのとおりである。

―― NAUTICUS HULL

―― NAUTICUS MACHINERY(計画中)

―― NAUTICUS OPERATION(計画中)

・ NAUTICUS HULL

船体のモデリングおよび解析システムで、具体的にはつぎの内容を解析処理す

る。

―― 直接波浪外力計算

―― 有限要素法による構造応答

―― 疲労寿命

―― 最終強度

―― ライフサイクルコスト

・ NAUTICUS HULLは、MS Window 3.lxまたはNT3.5xが使用できるパソコンで稼働する。

・ 有限要素法の使用によって、船体のどのような部分に対する状態について表示・情報の提供が可能となっている。

?A NAUTICUSデータベース

・ NAUTICUSで用いているデータベースは、オブジェクト指向のデータベースではあるが、形態は関係データベースとのことである。

・ 基本的には設計に向けて支援することにしているが、ここのデータベースはさまざまな形で、船舶運航の支援にも使用できる。特に緊急時における船体の状況判断に供せられる情報を提供できる。

 

2.3 DNVの訓練に対する取組

(1) 訓練担当の位置付け

?@ 担当組織とプロジェクト

担当組織は、Management Systems & Competence Buildingにあり、そこでのDNVのプロジェクトと組織との関係は、つぎのとおりである。

・ Management Systems Services (DTP321)

・ Section for Training & Qualification Support(DTP322)

・ Section for Certification(DTP325)

・ Section for Risk & Reliability(DTP321)

?A DNVの訓練等プロジェクトの概要

Section for Training and Qualification Supportでは、 ISMコードとSTC

 

 

 

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