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北京伝統住宅図解

 

?@〈影壁〉は,門の内あるいは外に,内部が見えないように設けられる。

?A〈照壁〉は,門を入ったところあるいは出たところの正面に装飾的に設けられる。

?B〈重花口〉は棟門型の中門で,屋根の四方の軒下に垂れ下がった吊し束(/)に彫刻や彩色が施されたもの。

?C〈内房〉は主人夫婦の部屋および娘の部屋として用いられることが多い。

?D〈西廂房〉は正房に次ぐ重要なところで,主人の部屋あるいは応接間あるいは長男・次男などの部屋として用いられる。

?E〈耳房〉は物置あるいは内便所・浴室などに用いられる。耳房には小院へ出る入口があるのが普通であるが,その入口は通常使用されず閉じたままである。

〈后單房〉がない場合は,〈東廂房〉を〈厨房〉と〈寅斥〉にあてることが多い。

 

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