(3)ゾーニング
●施設を構成する「?ジャンクション・センター(カウンター、大型映像ホールも含む)」「?事務・情報室」「?フェロートラベラーズ・サロン」「?体験教室・オリエンテーションルーム」「?イベント・展示会場」「?その他(エントランスホール、トイレ等)」の配置は、
イ. 利用者及び管理者の動線
口. 相互の近接の必要性
ハ. 敷地・スペース条件
ニ. JR大沼公園駅との関係
などの条件から検討し、(図?-2-3-1)のとおりとする。
●このポイントは、JR大沼公園駅を含めた“一体的な建物”の中央となるエントランスロビーで利用者を受け止め、そこからセンターの存在や各種情報が提供されている場所、イベント・展示会場の位置をはじめ、 トイレなど館内のすべてが一目でわかるようにする。
●案内者がいるカウンターは、エントランスロビーに入った時、その存在がすぐにわかるように直接目に入る場所に置くようにする。
●各種情報提供端末等が置いてあるジャンクションセンター、事務・情報室及びフェロートラベラーズサロンは、資料の閲覧や交換などの関係から隣接させている。
●2階の大型映像ホールとイベント・展示会場は、一体的な展開が出来、かつ空間が広く見えるようにするため、例えば大型映像ビジョンを隅に置き、それを見る側には腰当てのパイプなどを配置するなどの配置が想定される。
●この2階への階段は1階のカウンターの横にあり目につきやすい位置にあるが、さらに正面入口のところに2階の展示内容を大きく表示したり誘導を図るサインを設けるほか、エントランスロビーから階段を経て2階へと続くような一連の展示を行ったり、カウンターでの積極的な案内により、2階への客の誘導を図ることとする。
●トイレの入口は、エントランスロビーから入れるようにし、夕方5時に閉鎖する場合は、正面左側のジャンクションセンター、フェロートラベラーズ・サロン、事務・情報室及び2階への階段部分を閉じ、一部展示と掲示板等があるエントランスロビー及びトイレは常時使えるようにする。ただし、トイレ等も保安上必要があれば閉じられるようにしておくこととする。