?. 管理運営計画
1. 管理運営のあり方
(1)管理運営組織
・中核的施設群の管理運営組織については、以下の4つの形態が想定される。
・地方公共団体の直営 ・地方公営企業
・地方公社(第3セクター等) ・純民間企業の誘致
・この内、中核的施設群の採算性をより高めるという点では、純民間企業や地方公社によることが考えられる。ただし、現状では、オートキャンプに対するマーケットが未成熟な点や収益性が低い点があり、純民間企業の運営は困難が予想される。
・このような点から、一般的には、地方公社による運営が望ましいと考えられる。
・当地区の場合、既にオープンしている「道立旭川21世紀の森」、「ログハウス・タルハウス」、「ファミリーゾーンキャンプ場」、「21世紀の森の湯」等各施設は、すべて旭川市が管理し、具体的な管理運営は、旭川市・東旭川農協・東和土地改良区などで構成される「旭川市21世紀の森ログハウス管理運営協議会」へ委託されている。
また、現在整備が進められている〈道営水環境整備事業〉によるくふれあいゾーン〉、〈せせらぎ交流ゾーン〉、〈水辺ゾーン〉の各施設の管理運営についても同協議会へ委託することが予定している。
・したがって、新たに整備されるハイクオリティなオートキャンプ場を含め、当地区全体を一体的にとらえる当オートビレッジは、安定した管理運営体制を整える上で、同協議会によりー元的に管理運営することが望ましいと考えられる。
・オートビレッジ全体にかかわる運営上の意志決定は、地方公共団体と地方公社等の代表による運営協議会で行い、公共性を保持する上でも封と北海道、旭川市が中心となり、民間のノウハウの導入を図ることが必要である。
・また、地方公社による運営に当たっては、企画・構想段階での事業内容、採算性の見きわめ、官民の役割分担の明文化が重要であり、社会・経済情勢の変化に対応できる柔軟な運営を行う必要がある。
(2)管理者
・オートビレッジは、野外活動が大きなウエイトを占めることとなるため、管理運営にあたり、野外活動などの経験のある複数の管理者およびオートビレッジの総括責任者としてチーフマネージャーをおくことが必要である。
・管理者は、野外活動の経験に加え、研修等により野外活動の理論を学んだ者であることが必要であり、(社)日本観光協会などの主催による研修システムや、信頼ある認定制度を積極的に活用して行くことが考えられる。
(3)従業員
・オートビレッジは、地域社会との密接な関係を目指すものであり、従業員の採用については、地元採用を中心に、季節による需要変動に対応した柔軟な雇用態勢を図る。
・従業員教育についても、管理者と同じく、外部研修を積極的に導入し、サービス業者としての自覚を育成する。