(4)設備計画
? 給水計画
・「旭川21世紀の森」全体の上水道は、昭和59年に建設された飲用氷供給施設で供給される。
・ペーパン第3支線川の表流水を取水し、濾過したものを各ゾーンへ送水している。
・当計画地区の「レストゾーン」は、〔オートキャンプBゾーン〕より、150mほど東の音の沢支線林道付近(標高約500m)に新たに配水池を設置し、自然流下方式により給水するものとする。
・当計画での日給水量は、収容力が最大入込日で、約53m3が見込まれる。
給水量=キャンパー280人×120l/人・日+管理用5m3
+シャワー利用280人×50l/人・日
≒53m3/日
? 汚水処理計画
・「旭川市21世紀の森」では、発生する汚水は、各ゾーン毎に排水基準に適合するよう浄化処理し、ペーパン川、またはダム湖へ放流する計画である。
・当計画地区から発生する汚水はすべて合併処理槽による二次処理で、B.O.D.20ppm以下に処理したものを放流する計画とする。既存施設では、基準値を大きくクリアするB.O.D.30ppm以下としており、この方式で放流することには問題ないと思われるが、自然環境の保全という視点から見ると、二次処理水を直接放流するのではなく、地中浸透・蒸発散など自然処理を施すなどの流域の水質に影響の少ない方式を検討することも考えられる。
・処理系統は最上部の〔オートキャンプBゾーン〕と下部の〔オートキャンプAゾーン〕を一系統とし、道路沿いにまとめ、エントランス広場付近に設置する合併処理槽に集め、放流するものとする。
・汚水量は、給水量の排水係数0.8とし、43m3/日が見込まれる。
汚水量 = 給水量(53m3/日)×汚水排水係数0.8
≒43m3/日