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(3)交通計画

 

アプローチ道路

・「旭川市21世紀の森」へのアプローチ道路である道道瑞穂旭川停車場線、市道瑞穂3号線は、共に2車線で、幅員5.5m以上、全線舗装済みで問題はない。

・市中心部より東へ緩やかに上って行き(平均勾配約1%)、大雪山連峰を望みながらのアプローチであり、当地域の魅力を味わえる。

・オートキャンプ場の整備される「レストゾーン」へのアプローチは、市道瑞穂3号線から連続し、ダム堤頂へ向かうダム管理道路を利用するルートと、道道瑞穂旭川停車場線からダム堤下を経て、「ファミリーゾーンキャンプ場」へのアプローチとなる市道瑞穂19号線を利用し、ダム堤頂を渡る2通りであるが、いずれも良好である。

 

地区内交通計画

・「レストゾーン」への進入道路は、〈道営水環境整備事業〉により整備される1か所であり、ダム管理道路から約10%程の上り勾配である。

・この進入道路は、〈道営水環境整備事業〉で整備される展望園地等への立寄客と共有することになり、入り口部分の駐車場との動線の混乱を避けるため、地区内幹線道路(幅員5.5m)を整備し、ゲートを経てオートキャンプ場へと誘導していく。

このゲート前の広がりは、エントランスとしての導入性を高めると共に、キャンプ場のチェックイン・アウトなどピーク時の待機スペースとしても有効である。

・地区内幹線道路から〔オートキャンプAゾーン〕の外周を周遊するオートキャンプ車路、および5段のひな壇状に造成された各段鼻部分に4本のオートキャンプ車路を整備する。

・東側最高部から2段の区画を周遊する車路は、両側通行ができるオートキャンプ車路(幅員5.5m)とする。

・下の3段を周遊する車路は左回りの、段鼻の他の3本の車路は奥から手前の管理棟方向への一方通行の車路(幅員4m)とする。

・展望台の整備される高台の〔オートキャンプBゾーン〕へは、園地施設用の〈管理道路〉を利用し、展望台手前からループ状に右回りに周遊するオートキャンプ車路(幅員4m)を整備する。

 

〈道営水環境整備事業〉への提案

 

・〈道営水環境整備事業〉で整備される〈管理道路〉(幅員3.5m)は、〔オートキャンプBゾーン〕の位置付けに伴い、キャンパーの幹線道路として利用されることになるが、前述したように出来る限り幅員5.5mを確保することが望ましい。

また、展望台への立寄り客やグループサイト利用キャンパーが、この〈管理道路〉を通らずに、〈園路〉から直接2段の法面沿いに登る歩行者専用の〈遊歩道〉を確保することも可能であり、積極的に関係機関へ働きかけていくことが必要と思われる。

 

 

 

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