(3) 土地所有等(中核的施設群)
土地利用状況
旭川市21世紀の森
・計画地区のある「旭川市21世紀の森」全域の現況土地利用状況は、図?-4に示される。
・「旭川市21世紀の森」は、大雪山連峰に連なる山麓のペーパン川上流に位置する森林丘陵地帯で、国営かんがい排水事業により建設中のペーパンンダム(平成9年度供用予定)と、その周囲の森林地帯を一体的に整備する大規模な野外活動施設である。
・自然学習・スポーツ・レクリエーションの楽しめる広く市民に開かれた自然志向型施設づくりを目指すもので、昭和60年「道立旭川21世紀の森」のオープン以来、「展望台」、「ログハウス・タルハウス」、「ファミリーゾーンキャンプ場」、「21世紀の森の湯」が整備され、市民のレクリエーションの場として利用されている。
(詳細は表?-1による)
・「旭川市21世紀の森」全体は、「基本構想」(昭和58年3月)をもとに、〈道営水環境整備事業〉をはじめ、各種事業を導入し、引き続き各ゾーンの実現を図っている。
(なお、「ペーパン地区国営かんがい排水事業」および「旭川市21世紀の森「基本構想」」、く道営水環境整備事業〉については、後述の(8)計画地区周辺の関連計画、(P.54)参照)。東から西へ貫流するペーパン川の右岸(南斜面)、左岸(北斜面)を取り囲む森林地帯は、標高350〜680m程で、広葉樹・針葉樹の天然林とトドマツの人工林からなる。
・道道瑞穂旭川停車場線から「道立旭川21世紀の森」へのアプローチとなる市道瑞穂3号線は、ペーパン川右岸を上り、ダム管理道路と連続してダム堤頂を対岸へ渡る。また、「ファミリーゾーンキャンプ場」へのアプローチは、道道からペーパン川左岸沿いに上る市道瑞穂19号線で、ダム堤下から上りながら堤頂と連絡する。
計画地区(レストゾーン)
・計画地区は、「旭川市21世紀の森」の「レストゾーン」として位置づけられている。ペーパンンダム湖(満水位標高405m)右岸の高台(標高410〜460m程)にあり、10%程度の南西斜面である。
・ダム建設工事に伴う、土取場跡地で、今後の施設計画の利用可能な地形に基礎整備されている用地である。
・当ゾーンのダム湖に面するエリアは、〈道営水環境整備事業〉により、展望園地施設が整備されることが決定されている。