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・なお、リゾート開発に関しては、本長期総合計画でも、-新しいタイプのリゾート形成-として「オートキャンプ場を核として北海道各地に拠点を設け、雄大な自然を楽しむ野外活動型リゾートをつくる」としている。

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? 北海道観光振興基本計画

 

・この計画は、北海道新長期総合計画をもとに、北海道観光の振興指針をとりまとめたものである。

第3章2-2「夏と冬の魅力の向上」では北海道の自然を背景にした新しい観光スタイルの形成が求められているとして、具体的な施策を本文より技粋する。

 

○オートキャンプの推進

国民の余暇ニーズに見られる自然回帰志向と車利用による移動の志向の高まりのなかで、北海道は自然の豊かさと広域性により、オートキャンプには国内で最適の地域であるといわれており、また、最近のリゾートブームのなかで低廉な宿泊施設としてオートキャンプが注目を集めてきた。このような背景もあって、国際リゾート連担都市構想においてはオートキャンプを核としたリゾートも考えられている。

従来、運輸省の所管する公益法人である(社)日本オートキャンプ協会により、オートキャンプ旅行の普及促進が図られてきているが、近年、通産省所管の団体である民間活力開発機構や、北海道開発庁がオートキャンプの推進を積極的に考えており、道としても、オートキャンプ・ネットワーク構想の策定を進めることとしているほか、全道的にネットワーク化された広域公国の均衡ある配置を図るため進めている「北海道緑のマスタープラン」のなかでオートキャンプ場の必要性を盛り込んでいる。

 

 

 

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