日本財団 図書館


3. 交通

 

道路

・北海道の道路延長(高速道路を除く)は、平成7年4月1日現在84,712.8kmで、内訳は一般国道が6,279.2km、道道が11,468.8km、市町村道が66,964.8kmとなっている。

・高速道路については、国土開発幹線自動車道の札樽自動車道(38.3km)と、道央自動車道が札幌ジャンクションでつながり、平成9年10月22日には道央自動車道の虻田洞爺湖〜長万部区間(49.3km)が開通し、供用区間が319.5kmとなった。

道東自動車道の清水〜池田間(51km)は平成7年10月に供用開始された。

・その他、一般国道の自動車専用道路では、深川留萌自動車道の沼田町〜留萌市幌糠区間(16km)、帯広広尾自動車道の芽室町〜中札内村区間(36km)が平成5年7月、整備計画区間決定している。

・道路の除雪率は、国道で98.7%、道道は90.3%、市町村道は71.8%となっており、生活道路はほぼ確保されている。(平成8年度)

・観光客向けのレンタカーは、398業者11,160車両保有している。(平成7年度末現在)観光客の通過点である主要駅・空港等に整備され、充実している。

 

鉄道

・鉄道交通は、JR北海道の15線区2,629.5km(平成4年4月1日現在)の他、第3セクター「北海道ちほく高原鉄道(株)」のCRふるさと銀河線(旧国鉄池北線)が北見〜池田間(140km)を連絡している。

・昭和63年3月、津軽海峡線に〔青函トンネル(青森県中小国〜木古内間53.85km)]が開通し、本道と本州を結ぶブルートレイン「北斗星(上野〜札幌)」や、「トワイライトエクスプレス(大阪〜札幌)」などの直通寝台特急が運行されている。

・また、道内では、空港や拠点都市と、ニセコ・トマム・サホロ・フラノなどのリゾート地を結ぶ「クリスタルエクスプレス」や、平成6年3月には、札幌〜函館間を2時間59分で結ぶ、道内で初めての振子式特急「スーパー北斗」等のリゾート列車が運行されており、好評を博している。

・札幌市内では、市営地下鉄がゴムタイヤによる独特の案内軌条式により、昭和46年から開業しており、現在南北線・東西線・東豊線の3路線45.3kmが供用されている。また、平成7年から東西線の延長工事(琴似〜手稲東間2.8km)が進められている。

 

フェリー

・北海道には、室蘭港や苫小牧港の特定重要港湾をはじめ、37の港湾(56条港湾を除く)があり、多くの船舶が国内外の港に人や貨物を運んでいる。

北海道と本州間は1週間に約200便のフェリーが往来し、東京・新潟・舞鶴・名古屋・大洗・仙台などと結ばれている。

道内の離島である利尻・礼文・奥尻・天売・焼尻へも運航されている。

また、平成7年4月には、小樽・稚内とサハリン州コルサコフとの間に定期航路が開設された。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION