(5)自然環境
(ア)地勢・地形・地質
・備中町は県の西部に位置しており、広島県との県境となっている。広島県の道後山が源流である成羽川が、町の北西から新成羽川ダムを経て東南へ向けて、町のほぼ中央を貫流している。この成羽川と、数多くの小支流によるV字形の渓谷がいたるところで見られる。
・また、地形はきわめて急峻で、成羽川沿いの標高130m前後の低地部と標高450m前後の高原部により形成されている。
・地質は、石灰岩、粘板岩、石瑛斑岩、斑岩などで構成され、石瑛斑岩及び斑岩地帯が6割以上を占めている。
・町の総面積10,256haのうち約78.6%が山林となっている。
・整備地区は、備中町の北西部の高原に位置しており、用地の標高は約450m〜500mの間にある。整備地区からは備中湖が眼下に一望でき、周辺の山並みと共にすばらしい眺望が展開している。
・ 整備地区は、細い尾根に位置するため平坦地がすくなく、尾根は南側に緩やかに下降している。