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2. 岡山県におけるオートビレッジの必要性

(1)県計画におけるオートキャンプ場整備の位置付け

・関連計画で述べたように、第5次岡山県総合福祉計画と岡山県観光ビジョンにおいて、「根強い自然、アウトドア志向に対応するため、家族で楽しめるオートキャンプ場の整備に努める」としている。

また、農山漁村において「ゆとりと安らぎに満ちた空間を活かしながら長期滞在が可能な観光地づくりを推進する」と述べられている。オートキャンプ場は農山漁村における自然環境を活かした安く宿泊できる施設であり、この要請に的確に応えることができる施設である。

 

(2)既存キャンプ場の立地状況との関係

・岡山県のオートキャンプ場は、県が整備に熱心に取り組んでいることもあって、かなり整備が進んでいる。(収容力300人以上のオートキャンプ場だけでも9ヶ所ある<P17参照>)

レクリエーション施設としてのオートキャンプ場は、県内だけをみれば、ほぼ充足していると云えるかもしれないが、オートキャンプ場が農山漁村において、長期滞在を支援する最適な宿泊施設の一つと考えれば、もつと普及していてもよいと思われる。

 

・以上のことから岡山県においては、主として農山漁村の長期滞在のための宿泊施設としてのオートキャンプ場の必要性は高いと云えよう。

 

 

 

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