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・県内の主な山岳は、兵庫県境にある後山(うしろやま)1,345mが一番高く、駒の尾山1,281m、花知ヶ仙(はなちがせん)1,247m、那岐山(なぎさん)1,240m、泉山(いずみがせん)1,209m、上蒜山(かみひるぜん)1,200mと続いている。

・岡山県の南部の瀬戸内海沿岸地域は、日本海からの冷たい季節風を中国山地が、太平洋からの湿った風を四国山地がさえぎるため、年間を通して温暖で過ごしゃすい典型的な瀬戸内式気候となっている。

・吉備高原は一般に冷涼性の気候で霧や雷雨の発生しやすいところである。

・津山、勝山等の山間盆地は内陸的な気候を示し、気温の年較差が大きい。また、中国山地の小盆地は山陰地方の気候の影響を強く受け、冬は山越えの季節風が雪をもたらし降水量も多い。

 

3. 交通

(1)主要道路網

・岡山県の高速道路は、中国自動車道、米子自動車道、岡山自動車道、瀬戸中央自動車道および、山陽自動車道がある。

山陽自動車道は、瀬戸内海沿岸を通り、中国自動車道は県のほぼ中央を東西に走っている。

また、平成9年3月には山陽自動車道の総社J.C.T.と中国自動車道の北房J.C.T.とを結ぶ岡山自動車道が開通し、日本海から太平洋に至る最初の南北軸が構築された。また平成9年度には明石海峡大橋(兵庫県)が、平成10年度には西瀬戸自動車道(広島県)が開通する予定であり、瀬戸内海地域は3本の太いパイプで結ばれることになる。

・上記の高速道路以外の主要な一般国道は、県を東西に結ぶ、山陽自動車道とほぼ並行して走るR2号、岡山市と鳥取県鳥取市を結ぶR53号、兵庫県龍野市より津山市を通り、鳥取県倉吉市を結ぶR179号、岡山市と鳥取県米子市を結ぶR180号、津山市と鳥取県米子市を結ぶR181号、新見市と広島県福山市を結ぶR182号、広島県福山市より高梁市、北房町を通り鳥取県倉吉市を結ぶR313号、倉敷市と大原町を結ぶR429号、高梁市と吉井町を結ぶR484号、総社市と広島県福山市、三原市を通り豊栄町とを結ぶR486号、瀬戸内海沿岸を走るR30、R250、R430等があげられる。

 

 

 

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