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・侵食が生じやすい路面は、土壌流失防止策を講じる。

・階段工が必要な場合は、階段幅、蹴上(段差)の高さ、踏み面幅などを規格化せず、歩きやすさと階段沿いの侵食抑制を主眼をおいて整備する。

 

3) 展望施設

公園内では眺望が得られるところが少ないだけに、一部に開ける眺望ポイントは、公園回遊の見せ場として生かす。また、古墳を見る場合、いつも視点が同じ様な位置になり、その特性を十分伝えることができないため、高いレベルから古墳が見下ろせる仕掛けを演出する。ここでは展望デッキと古墳物見櫓を整備する。

 

◆展望デッキ・古墳物見櫓

・展望デッキは、鷹待場支群第106号墳の東面側、小森山支群南面の新堤側湿原上縁部、 新堤の堰堤南側に設置する。

・古墳物見櫓は、小森山支群第61号墳(前方後円墳)を見下ろす西側に設置する。

・施設は自然環境なじませるため、木造とする。

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4) 便益施設

公園のほとんどは自然地域であるため、便益施設といえども施設は最小限に抑え、ここでは休憩施設と公衆トイレを設ける。特に休憩施設は、設置しただけで利用されないケースがよくあるため、利用する側の立場に立って慎重に検討したい。公衆トイレは、公園が広いためどうしても必要な施設である。

 

 

 

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