日本財団 図書館


2-3 下小松古墳群

 

下小松古墳群は米沢盆地の西縁、標高250m前後の眺山丘陵上に展開する5世紀から6世紀に構築された東日本有数の一大古墳群である。北より薬師沢支群、鷹待ち場支群、小森山支群の3支群に分けられ、合わせて169基の古墳が認められているが、実際は200基前後あるものと推定されている。とりわけ前方後円墳は山形県内例の約半数にあたる17基が確認されている。これらの古墳のほとんどは植生に覆われているが、保存状態はきわめて良好で、現在でも築造当時の姿がよくわかる。

031-1.gif

 

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION