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「運輸部門における地球温暖化問題への対応方策について」(抜粋)

 

第2章 短中期的に採るべき施策

 

第1節 短中期の重点施策

第2節に掲げる概ね2010年までを視野に入れて運輸部門において短中期的に採るべき個別施策のうち、CO2削減の面において効果的でかつ実行可能と考えられる「重点施策」は、次の通りである。

 

重点施策? 「エコドライブ」の推進

 

駐停車時のアイドリングストップ、高速道路における適正速度での走行、タイヤの空気圧の適正化、相乗り促進、不要な荷物を積まないこと等からなる「エコドライブ」を国民全体の取組みのもとに推進することは、自動車が約7千万台保有され、これらが走行していることから、極めて大きなCO2削減効果を生み出すもの

燃料の節約によってユーザー当事者においても経費節約が可能となること、新たな資金投入を行う必要のないことからユーザーにとって経済的メリットあり。

エコドライブの推進のため、自動車の販売時、自動車運転免許の取得・更新時や自動車の検査・登録の際にこれらの周知徹底を図るとともに、エコドライブの推進を国民的運動として展開していくため、関係団体等からなるエコドライブ推進のための組織の設立やエコドライブ推進週間の設定などを検討し、個人レベル、企業レベルでのCO2排出に対する自動車ユーザーとしてのモラル向上を図るための啓蒙活動を継続的に実施することが重要

 

 

 

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