海洋教室の開催について
岡山県東部地区小型船安全協会
岡山県東部地区小型船安全協会は、平成9年7月23日(水)午前9時から午後1時30分までの間、岡山市のマリーナで平成9年度の日本財団の補助事業である海洋教室を玉野海上保安部、海上安全指導員、日本赤十字社岡山支社、(株)ポートオブ岡山の協力を得て開催した。
参加者は岡山市小串、玉野市宇野の小学生と父母、約70名があらかじめ子供会を通して参加希望しており、夏の暑い時期であることから帽子をかぶるなど注意事項を示していたことから開催中における事故者等は一人もなく成功に終わった。
教室のプログラムは
「海と船の話について」
「手旗の信号方法」
「ロープの結び方と救命胴衣のつけ方」
「巡視艇、ボートの体験乗船」
「人工呼吸方法(父母のみ)」
「ちびっこの海と船の討論会」
で参加者が多いことから、講話以外は二班に分け教室を開いた。
ロープの結び方においては、あらかじめロープの端を赤と黒に色分けし、右手に赤(左ききには左手)を持たせ判りやすく、本結び、もやい結びなどを教えた。
また、体験乗船については、巡視艇二隻、モーターボート二隻に分乗して岡山及び牛窓周辺海域を航行し、子供達は海上保安官、海上安全指導
員による海域の地理や通航船の種類等の説明に聞き入っていた。
この体験乗船で一番感動していたのは、この夏岡山にホームステイしていたモンゴル国の子供一名がおり、行き交う船を見るたびに歓声をあげていた。
ちびっこの海と船の討論会では海上保安官、海上安全指導員に対し「海図はどうして作るのか岩」「いとき船はどうして航海するの」など質問ぜめにし時間を大幅にオーバして終了した。
今回、主催者としては参加する子供達に手旗とロープを全員に説明書つきで手渡し、ロープの端を赤と黒に色分けするなど、きめ細かい配慮を行い、教室終了後は家でも遊び心で学べるようにとプレゼントをした。