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海を通じ、世界を広げ、結びつけてきた国、ポルトガル

 

1143年に独立王国として誕生した、ヨ一ロッパでもっとも古い歴史を誇る国の一つ、ポルトガル。

イベリア半島の南西に位置し、大西洋に面していることから、ポルトガルは古くから“海”を自分の庭としてきた。

そして1498年、航海にでたポルトガル人はインド航路を発見したのを皮切りに、ブラジル、中国、そして日本への航路を切り開いていった。以来、ポルトガルは多種多様な文化・文明と接触し、それらを結びつけてきた。

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日本とポルトガルの交流

今から450年以上前に両国が出会って以来、ポルトガル人が伝えた南蛮文化は、わが国の文化に多大な影響をもたらした。「パン」「コップ」など、日本語になったポルトガル語も多い。また、16世紀末の天正遣欧少年使節のポルトガル派遣や、19世紀末ポルトガルから来日した外交官モラエスによる熱烈な日本文化研究など、人的交流の面からも両国の関係の深さをうかがい知ることができる。現在でも、徳島市をはじめ複数の姉妹都市関係が結ばれており、相互交流が行われている。

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豊かなポルトガル文化

ポルトガルにはまだまだ未知の驚きがある。世界の海を渡り各国で培った知見を吸収してきたポルトガル文化は、今もなお独特の輝きを放っている。各地には、ユネスコ指定の世界文化遺産をはじめ、歴史的、芸術的遺産が多数残っている。リスボンも世界遺産「ジェロニモス修道院」を有している。

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