国際観光客到着数のマーケットシェア
・ 世界第1位の旅行目的地としての欧州の地位は不動であるが、欧州への国際観光客到着数が世界全体に占めるシェアは、1975年から96年までの間にマイナス10.5ポイントと大きく減少した。第2位には大差で米州が続く(96年のシェアは19.5%で、75年から3.0ポイントの減少)。1975年から国際観光客到着数のシェアが増えた地域の中で、特に伸び率の高いのは東アジア・太平洋地域であった。1975年から11.3ポイント上昇し、95年のシェアは15.2%となった。アフリカは1.2ポイント増え、シェアを3.3%とした。南アジアは1975年の0.7%から96年の0.8%へ、中東は1.6%から2.5%へとわずかながら上昇した。