現在、日本では邦人渡航者の安全を守る観点から外務省が、各国の地域毎の細かいメッシュで更に、注意喚起から退避勧告で5段階の危険情報を出しています。
この情報は、外務省および運輸省のホームページからインターネットでアクセスできるもので、また5段階の最も軽い危険度1を超えると我々旅行業者による主催旅行(Package Tour)は延期また中止されることになります。
各々複雑な背景も持った紛争、また突発の事故などの防止措置をここで議論する意図はありませんが、皆様に少しでも日本側の対応について知っていただき、そして何かあった時には小まめに、且つ正確に情報を伝達できる体制をともに構築していくことを提案させていただきたいと思います。
4 日本から見たシルクロードの観光 ―課題と展望―
・ | 食事等の衛生面での配慮 |
| 良質の水の確保の重要性 |
・ | 異文化においての手配上の配慮 |
| 宗教的習慣における常識、非常識 |
・ | ガイドの育成 |
| 特に日本語による案内 |
・ | お土産品の信頼度 |
| 価格、品質への信頼性とその土地の特産品という本来の性格 |
・ | WT0が提唱している多国にまたがるツアーのビザ取得の簡易化への各国の努力に期待 |
日本の歴史はシルクロードによってもたらされた多くの国々の文化を取り入れながら発展してきたとの認識は、日本人の共有するものであります。
21世紀に向けて日本人の海外旅行マーケットは成熟しながらも発展し続けると見られ、また日本にとってまだまだ未開拓のテステイネーションの多いシルクロードの国々は観光地としての多くの魅力と潜在力を持った地域であることは間違いありません。
今回WT0,UNESC0,APTECそしてJATAの協力により実現した日本の旅行業界とシルクロード諸国との対話と交流のこうした場が双方が、シルクロード諸国の観光振興を共に考える有力な機会となることを確信いたします。