学校ボランティア
光市ジュニア福祉員制度
感性に問いかけるふれあいを求めて
山口県光市社会福祉協議会 河村 龍弌
1. はじめに
光市の社会福祉協議会では、市内全小学校の高学年児童を対象として、各学年が展開する教育課程に位置付く福祉教育(高齢者・障害者とのふれあい、例えば、独居老人宅訪問、あるいは社会福祉にかかわる環境保全や国際理解活動のボランティア等々)を実践しています。
2. 子供たちの福祉員制度
昭和五八年から島田小学校で実施されたジュニア福祉員活動も、平成四年に市内八つの全小学校で制度化されるようになってから、五ケ年が経過しました。高齢化がピークに達するといわれる二〇年・三〇年後の超高齢社会を支える現在の小学生に、体験を通して社会福祉の意義を考えさせようというものです。加えて、学校と地域が一体となって、『感性を磨く』人間数育を展開し、児童の二一世紀を生き抜く力を培うことを主眼としています。
光市社会福祉協議会会長を迎えての地区社協のジュニア福祉員委嘱式。
学校ごとにデザインされたユニークなワッペン。