企業ボランティア
喜んでもらいながら、こっちも楽しもう…ノンビリと
藤沢薬品工業(株)富士工場内ボランティアサークル｢エコークラブ｣
｢もしもし、新聞の記事を見ました。夏休みの宿題なんです。少し話を聞かせてください。どんな活動をしていますか?活動していてどんなことに楽しさを感じますか? 会社はどの様に支援してくれるのですか?｣
男子中学生からのこんな電話が職場へ飛び込んだのは昨年の八月も半ば頃のこと。一ケ月前に地元新聞社の取材を受けていた。
企業の社会貢献活動への要望が高まっている中、静岡県富士市でも社会福祉協議会が中心となり、市内の大手企業や団体を会員にボランティア研究会を作り、企業ボランティアについて研究実践している。当工場(従業員約五〇〇人、抗生物質を中心に医薬品を製造)内にある｢エコークラブ｣(メンバー一八名)は、こんな社会的流れを背中に実感しながら、福祉施設関係で主にボランティア活動を展開している。
エコークラブの発足は、四年程前の場内QC活動の一環ではじまったグループ活動にある。メンバー構成･活動内容に規制がないことから｢一つぐらいこんなグループがあってもいいんじゃないの｣との気軽な呼びかけに当初、男性七人･女性三人が集まった。活動の基本方針の三本柱として｢地域社会に登録し、福祉関係を中心に活動｣｢精神･肉体･金銭的に負担のない活動｣｢喜んでもらいながら、自分もリフレッシュできる活動｣を
食の細いお年寄りへ気づかいながらの食事介護。
国家資格1級仕上げ(技能士)の腕がなる得意の包丁研ぎ。
