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1. 容器?の内容物を移す。

2. 30分間静置

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1. 容器?の内容物を移す。

2. 油分を四塩化炭素で5分間振とうして抽出

 

? 容器?に500cStあるいは3,000cStの試験油5gを入れると次の状態になる。

 

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? 油は海面にレンズ状となって形成される。

? この形成された油面上に粉末油ゲル化剤を散布する。

? 油面の表面部に散布された粉末ゲル化剤は膨潤し、空気側はある程度ゲル化し固化するが、その下の油は液体のままである。

 

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? 静置15分後に図Bの容器?に移す際に容器?のガラス面に試験油が付着する。

? 容器?に設けたふるい(呼び寸法1.7mm)の網目に表層のゲル化油が目づまりし、液状の粘度の高い油の通過を塞ぐ結果となった。

 

以上により、容器?に設けたふるい上に未ゲル化油等がとりのこされ、容器?に油分が入り込まないことが観察された。このため、ゲル化率の算出式でみると、

ゲル化率(%)={1−(四塩化炭素層の油分量)/5g}×100

( )内の四塩化炭素の油分量は限りなく0に近づく結果としてゲル化率は100%の値となる。

 

 

 

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