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乗船した瞬間から、もうあなたは「海星」の仲間。
楽しいけれど甘くない、「海星」の一日をご紹介しましょう。

●乗船
まず、帆船を動かす手ほどきを受けます。

最初に「ワッチ」というグループに分かれ、船上での安全、ロープの結び方、舵のとり方、セイルの広げ方、そして、帆船を動かすための手ほどきが行われます。

●出航
セイルを展げ、舵を握るのは自分たち。

いよいよ出帆です。「海星」はこのときから、みなさんの手によって動くのです。全員でロープを引いて帆を張り、風を受けて走りはじめます。一番大事な舵を握るのも自分たちです。

●操船
風の力をつかむ、たくましい作業がいっぱい。

帆船は風の力で進む船です。風向きが変わるたびに「帆を揚げる、下げる」「マストに登る」「ヤードを回す」など、仕事がいっぱいです。

●起床
大海原とともに目覚める朝。

帆船生活は、24時間休むことはありません。朝は全員で船内の掃除をする「ハッピーアワー」で始まります。

●生活
旅客ではなく、トレイニーとしての生活です。

船上ではみなさんは旅客ではなく、トレイニーとして生活します。キャビン(船室)は男女別の6人部屋と8人部屋に分かれます。各部屋とも2段ベットにシャワーとトイレがついています。

●食事
たくさんの汗を流すから、初めて経験するおいしさになる。

「海星」には専任のコックが1名乗船しています。トレイニーは交代で、コックの手伝いをします。食事は和食が中心で、身体を動かした後の食事は「うまい」の一言。

 

 

 

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