
コレステロールが異常といわれたら
とくに心臓病などの動脈硬化との関連では、
総コレステロールが 220mg/dl以上
LDLコレステロールが 140mg/dl以上
HDLコレステロールが 40mg/dl未満
で問題となります。その場合には、次のような注意を守るようにしてください。
1)食事
1.食べすぎないようにします。体重が増えるとさらに悪化します。
2.食事の脂肪量は全体のエネルギー量の25%を超えないようにし、怖温で液状の油を少し余分に、かたまりの脂を少し減らし加減にします。そのさい、魚を積極的にとるようにしましよう。
3.コレステロールを多く含む卵、モツなどの内臓類を控えめに。
4.繊維成分の多い野菜、果物をとりましょう。
5.ビタミンE、べータカロチンなどを多くとりましょう。緑黄色野菜は積極的に。
2)運動可能であれば、一週間で20km以上になるように速足で歩いてください。一日にすると3kmくらいですが、なるべく継続して歩くことです。この時にもビタミンE、べータカロチンを多くとるようにこころがけてください。
3)禁煙
喫煙の習慣はぜひやめてください。HDLコレステロールが減りやすいからです。
以上のような一般的注意を実行しても正常に近づかない場合には、薬の助けを借りることもあります。どのような薬が自分のからだに合っているのか、副作用のことなどもありますから、医師とよく相談してください。
LDL(悪玉)の質を悪くさせないために
LDLコレステロール濃度が高いだけではなく、LDLの質が変わり、より性質が悪くなると、動脈硬化が進みやすいことが最近わかってきました。喫煙、糖尿病、中性脂肪が高い時、運動直後などがそれに当たります。
その対策としては、それぞれの原因があればそれを除くようにすることも大切ですが、ビタミンE、べータカロチンなどのような変性を防ぐ成分をとることも大切です。
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