ストレッサーとストレス状態
人間は生まれてから死ぬまでたえずさまざま刺激を受け、それらに対処しつづけて生きています。刺激をストレッサーといい、対処しつづける状態をストレス状態といいます。
刺激を受けるとまずこころ(脳の機能)が動き、次いで身体に影響が出ます。こころと身体はいつも歯車のように連動し、刺激に対処しています。これを心身相互作用といいます。
悲しくなると涙腺がはたらいて涙が流れます。緊張して“あがる”と筋肉が硬直し、震えたり、うなったり、赤面したりします。これらが心身相互作用の例です。
ストレッサーにうまく対処できたときは気分爽快、快いストレス状態となり、これをユーストレスといいます。逆に、うまく対処できずに心身に負担が生じた状態をデイストレス状態といいます。
つまり、生きている間ユーストレス状態がなるべく長くつづいていれば、心身の健康が維持できるというわけです。
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